高圧洗浄を使って自分で外壁の掃除はできるのか?
DATE 2021年4月21日 (水)
高圧洗浄機の前に、まずご自身で外壁洗浄を行う工程や、注意点などをについて詳しくご紹介したいと思います。
◎外壁洗浄の前に知っ得知識!1~3
1.外壁洗浄は見た目の綺麗さも大切ですが、汚れを放置しておくと外壁劣化を早めてしまいます。
2.汚れの70%は、窓ガラス固定用のシーリング材が溶け出した油が雨水などで拡散し、その上に塵や埃、炭素が付いて取れなくなっている状態がほとんどです。
3.その他の目立つ汚れは、藻や苔やカビによる汚れです。外壁に胞子が付いて根が繁殖すると、建物内部の劣化を進行させてしまいます。
こちらを踏まえた上で、注意点と工程に入ります👆
◎外壁掃除の注意点①~⑥点
①ブラシは柔らかい物を使用する!
ブラシで強く擦ると防水機能のある塗膜が剥がれます。スポンジをおすすめします。
②洗剤を使うときはゴム手袋を着用する!
中性洗剤やカビ取り洗剤は刺激が強く手荒れをおこします。
③室内への水漏れに気を付ける!
開口部はしっかり閉めて行いましょう。養生が出来ると尚いいです。
④近隣への水の飛散に注意!
水を使う前に窓を閉めてもらうように一声掛けましょう。
⑤高所作業での転落に注意!
届かない所は無理に掃除するのは止めましょう。
⑥晴天・無風の日に行う!
清掃後、塵・埃・砂が付着しない日に行うことをお勧めします。
◎外壁清掃工程 1~5
1.【水洗いで塵・埃・砂等を大まかに落とす。】
上から下へゆっくりと洗い流してください。
2.【水洗いで落ちない汚れを中性洗剤で落とす。】
中性洗剤をぬるま湯で10倍~20倍に薄めて使用してください。
3.【目地・コーキングは雑巾で優しく拭き取る。】
水を充てるとシーリングがヒビ割れを起こします。
4.【自然乾燥】
乾くのを待ちましょう。
5.【日頃のメンテナンス。】
年に1~2回程、水洗い等で汚れを落とすと良いでしょう。
と、このように、外壁洗浄は繊細な作業が必要とされます。
もちろん高圧洗浄を使って一時的に汚れを落とすことは可能ですが、知識や経験が無いと、外壁の状態が汚れの問題だけでは済まない事になる場合もあります。
水圧が高すぎて、防水機能のある塗料を剥がしてしまう事や、高圧洗浄を一点に掛けすぎて、外壁を崩してしまう事が起こりうる可能性があるからです。
高圧洗浄機の知識・外壁の知識・塗膜の知識、それぞれの時間と手間と費用を総合して考えると、外壁のプロにお任せして頂くのもいいかと思われます。
外壁・屋根でお困りの方は、㈱南部建装/プロタイムズ岐阜南店
0120-888-734 又は、058-240-5533 まで。