外壁塗装「艶有り」と「3分艶」の比較
DATE 2025年2月7日 (金)
こんにちは。
株式会社 南部建装/プロタイムズ岐阜南店の大石です。
いつもお客様から質問されることをブログで書いていきたいと思います。
艶有りと3分艶はどう違うの?
艶有りと3分艶は外壁塗装に使用される塗料の光沢度の違いを表します。
艶有り:
- 最も高い光沢度を持ち、塗膜表面が滑らかです
- 太陽光を強く反射し、光沢のある仕上がりになります
- 塗料の耐久性や耐候性を100%発揮できます
- 汚れが付きにくいとされています
3分艶:
- 光沢度の数値が約20%程度で、艶が抑えられています
- 塗膜表面に細かい凹凸があり、太陽光を乱反射させます
- マットな仕上がりで高級感を演出できます
- 落ち着いた印象を与え、様々な建築様式に馴染みます
- 汚れが目立ちにくく、美観を長く保つことができます
3分艶は艶有りに比べて光沢が抑えられているため、より落ち着いた印象を与えますが、一般的に耐久性は艶有りの方が高いとされています。選択の際は、希望する外観と耐久性のバランスを考慮することが重要です。
艶有りのメリットとデメリット
メリット
- 高い耐久性:艶有り塗料は塗膜が緻密で丈夫なため、劣化しにくく、一般的に艶なし塗料よりも1.5倍ほど長持ちします。
- 汚れが付きにくい:表面が滑らかで光沢があるため、汚れが付着しにくく、付いても拭き取りやすいです。
- 耐候性が高い:塗料本来の耐候性を発揮でき、外部環境の影響を受けにくいです。
- 外観の印象が良い:光沢感が美しく、新築のような輝きを味わえます。
- 塗料の種類が豊富:色の選択肢が多く、イメージに近い色を見つけやすいです。
デメリット
- 数年で艶が消える:時間の経過とともに艶が失われていきます。
- ピカピカし過ぎる:光沢が強すぎて、好みに合わない場合があります。
- 外壁の凹凸が目立つ:光の反射によって外壁の凹凸が強調されるため、外壁の状態によってはデメリットになる可能性があります。
- 経年変化が目立つ:艶の変化により、時間の経過が顕著に現れる場合があります。
艶有り塗料は、耐久性と維持管理の容易さを重視する場合に適していますが、外観の好みや建物の特性に合わせて選択することが重要です。
3部艶のメリットとデメリット
メリット
- 高級感のある仕上がり:3分艶は程よいマット仕上げで、モダンで高級感のある印象を与えます。
- 落ち着いた外観:艶が抑えられているため、和風建築やモダンな住宅に適しており、落ち着いた雰囲気を演出します。
- 塗装効果の実感:艶消しほど控えめではないため、塗装したことが分かりやすく、満足度が高くなります。
- 汚れの目立ちにくさ:高性能な3分艶塗料を選べば、汚れが付きにくく、付着した汚れも雨水で洗い流されやすくなります。
デメリット
- 耐久性の低下:艶あり塗料に艶消し剤を大量に使用して作られる場合が多いため、耐久性が低くなる可能性があります。
- 塗料の選択肢:艶あり塗料と比べると、選択できる塗料の種類が限られる場合があります。
- メンテナンス頻度:艶あり塗料と比較すると、やや頻繁なメンテナンスが必要になる可能性があります。
- 光の反射率:光の反射率が15%以下と低いため、建物の印象が暗くなる可能性があります。
3分艶塗料は、適切な塗料を選択し、建物の特性や好みに合わせて使用することで、高級感のある落ち着いた外観を実現できます。ただし、耐久性や維持管理の面で一定の配慮が必要です。
艶有りと3分艶「耐久年数に違いは?」
艶有りと3分艶の塗料には耐久年数に違いがあります。一般的に、艶有り塗料の方が3分艶塗料よりも耐久性が高いとされています。具体的な違いは以下の通りです:
- 耐久年数の差:艶有り塗料は3分艶塗料と比較して、約1.5年から3年程度長持ちすると言われています。
- シリコン塗料の場合:一般的なシリコン塗料の期待耐用年数が約10年程度であることを考えると、この1.5年から3年の差は無視できない違いです。
- 耐久性の理由:
- 艶有り塗料は表面が滑らかで汚れが付着しにくいため、塗膜の劣化が遅くなります。
- 3分艶塗料には艶消し剤が含まれており、これが塗膜の性能を若干低下させる要因となっています。
- 経年変化:ただし、艶有り塗料でも塗8年程度で艶が失われ、3分艶に近い外観になることがあります。
- 最新の塗料技術:近年の技術向上により、艶の違いによる耐久性の差が縮まってきているという見方もあります。
結論として、艶有り塗料の方が3分艶塗料よりも耐久年数が長い傾向にありますが、その差は塗料の種類や環境条件によって変わる可能性があります。塗料選択の際は、耐久性だけでなく、外観や建物の特性なども考慮することが重要です。
~結論~
①3分艶や5分艶、7分艶は艶有りに比べると多少の耐久性は落ちる可能性がある
②建物や好みによって分ける。
■艶有りが似合う建物
・洋風もしくは四角形でサイディング外壁
・RC(鉄筋コンクリート造)外壁
・ALC(軽量気泡コンクリート造)外壁
■艶が無いほうが似合う建物
・和風の建物
・モルタル外壁(砂壁調・石調)
~最終~
最終は、住んでいる方が艶(光沢)を好きか嫌いか。
↑↑↑なんだかんだココが一番大きなポイントかと思います。
艶があるとおもちゃっぽくなるのが嫌。
塗ったそうろうに見えるのが嫌。
と意見がやはり多いですが、使用している外壁の形と使用する塗料によっても正直変わってきますので、
塗装業者さんに思いを伝えて頂き意見を頂くことが良いかもしれません。
ご相談やご質問等がありましたら岐阜市で屋根塗装、外壁塗装を行っております。
株式会社 南部建装/プロタイムズ岐阜南店に是非ご連絡ください。
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