屋根塗装に縁切り
DATE 2020年6月9日 (火)
最近は晴れの日も多くありましたが、週の中ごろから雨予報です、梅雨の季節になってきましたね。
雨の量も増えると屋根の様子も気になるところです。日本で使われている多くの屋根素材にスレート瓦というものがあります。瓦といっても内容成分の多くがセメントでできています。その為防水性が切れスレート材に水が浸入すると、気温の変化や凍結などで膨張や収縮を繰り返し割れが発生してしまします。その為塗膜を保ち水はけをよくする必要があります。
スレート瓦をローラーで塗装すると、瓦の重ね部分に塗料が入り込んでそのまま乾燥すると重ね目が塞がった状態になります。
塗装でふたをされた状態では水の逃げ道がなく溜まってしまいます。屋根には防水シートが通常施されているため、すぐに雨漏りをするわけではないのですがそのままにしておくと屋根に負担がかかります。その為タスペーサーという金具を差し込みスレート材の重なりがある部分に隙間を持たせます。(写真参考)その隙間によって水が流れ落ち屋根材を長持ちさせることができます。
縁切りとは塗料乾燥後に塞がった隙間の塗膜を切り、水の通り道を確保する工程のことを指します。岐阜南店ではタスペーサーで縁切りを行います。良好な水はけの状態を保つことは非常に大切な工程なのです。屋根塗装の際には縁切り処理について担当者さんとの確認を是非行ってくださいね。