岐阜市 雨漏り診断(積水ハウス様 アパート)
DATE 2021年6月28日 (月)
こんにちは。
株式会社 南部建装/プロタイムズ岐阜南店の大石です。
今回は、いつもお世話になっております不動産様からのアパートの水漏れとなります。
余談ですが、社長様。先日はゴルフお招きありがとうございました。
ゴルフ歴3年目になりますが、中々スコアー100を切れず・・・お招きゴルフもスコアー108。もうちょい!!
ということで本題ですね。
岐阜市で2階建てのアパート。雨があがっても、2階ベランダからの水が落ちてきて洗濯物が濡れるとのことで
現地に行き確認させていただきました。
作り的にはベランダが一体タイプではなく、後付けタイプ。
後付けタイプですと、水が下に流れる出る構造のため止める事は不可能ですが、漏れる箇所に問題あり。
丁度下に階の洗濯物真上!!それは下の階の方がかわいそう。
漏水検査をし、原因を究明。(ただし、いくつかございます)
1つ目
後付けデッキのため2階のベランダから水をかけるとどこからでも出てきます。
上記のように。
けど、おかしいのが軒天の真中継手からも漏れてきます。
下から見ての原因も発見!!
通常水が抜ける作りにはなっているのですが、どこかの業者さんが軒天と壁との取り合いをシールしてしまっています。
正常な場合ですと、軒天と外壁との取り合いと、ベランダ先端部から水が落ちていくため洗濯物には水がかからないはずなのですが、
上記写真のように水の抜け道を塞ぐと違うところから抜けようとしてしまいます。
念のために、建てられた積水ハウスさんのカスタマーサービスの方にも見ていただきました。
ご担当者の方とアパートのオーナー様も集まり現地で話をしました。
メーカー様もやはり「後付けタイプは水が抜ける作りになっている。けど、軒天の中間から水が出るのは、軒天と壁との取り合いを塞いでしまった為ではないか」との事。
軒天を捲ってみることに
シールをカッターで撤去。軒天材を捲ります。
と、次の瞬間!!!!!!!!!!
凄い水が天井裏に溜ってました。
これでは、漏れないはずの箇所からでも漏れてくるはずです。
皆さん注意してください。
※業者さんはプロなんだから、お任せすれば大丈夫。はとても危険です!!
現に、構造を知っていれば軒天と外壁の取り合い、ベランダ先端(帯)と軒天との取り合いをシールしてしまったらいけないんだ。と言うことが分かったはず。
正しい知識と処置をしなければ雨漏りを広げてしまったり、原因を余計に見つけれない状態にしてしまう可能性もあります。
外壁塗装や屋根塗装工事もそうですが、手を抜いたり・知識がない業者(職人)さんによる工事は安い金額でできることが多いです。
私たちもプロなので安い金額でやれと言われれば出来ますが、到底品質や耐久年数を保証できる工事ではありません。
もちろん金額も大切な所なので、安さに走りがちになるお気持ちも分かりますが、しっかりした内容と施工でなければ失敗して(工事代金)大金を捨ててしまう結果になってしまう事にも。
業者選びは本当に気を付けてほしいです。。。。
話は戻りまして、
2枚捲り覗き込めました。
今残っている軒天材には水が溜まっていない。
ということは、ベランダ床からの排水管に問題がある可能性が高い。
配管やジャバラには破損や亀裂はなさそう。
ということは、接続部分からの漏れが高いですね。
現に、一番汚れていますし。
一旦外し、ボンドで固定。配管やジャバラも流れやすい様に結束バンドにて固定。
ボンドが固まった所で、ベランダから散水して漏れを確認。
「漏れない!!」
原因究明と改善が完了しましたので、軒天材を復旧します。
最後に汚れてしましったので、軒天を水拭きにて清掃して完了となります。
ただ、これでも100%では無い可能性もありますので、しばらくは様子を見て頂きます。
長文のお付き合い頂きましてありがとうございました。
雨漏りのご相談をはじめ、屋根塗装・外壁塗装、各種リフォームに関しては
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