皆様が知りたい情報「中塗りと上塗りの色を変える」編(施工不良を防ぐ為には)
DATE 2021年12月13日 (月)
こんにちは。
株式会社 南部建装/プロタイムズ岐阜南店の大石です。
現在、インターネットやSNSにて情報が多く知れる時代になりました。
良いこともありますが、その反面正しくない情報もありますね。
今回は、皆様よりご質問が多い「中塗りと上塗りの色を変えたほうがいいの?変えないほうがいいの」をお伝えしたいと思います。
結論から言いますと、どちらも間違いではないです。両方とも正解です。
細かな話をさせて頂くのであれば、公共事業等の場合には中塗りと上塗りの色を変えるとの規定があります。
ですが、戸建て住宅(一般住宅)に関して色を変える必要があるかないか。色をあえて変える必要はあまり意味はないかと思われます。
私も、お施主様とお話ししていて、同色で塗ることで塗り忘れが起きて耐久性に左右されてしまうのではないか。と心配のお声を強く感じます。
ですが、結論。通常中塗りと上塗りに塗り忘れは出ない。なぜなら、中塗りが乾いてから上塗りを塗ります。乾いた塗料、濡れている塗料は全く色が違うのです。
私も、18年間塗装職人として数多くの建物を塗ってきましたが、おかしな塗り方やおかしなインターバル(乾燥時間)を職人さんがしない限り塗り忘れはでないです。
下記に参考の写真を添付します。
上記写真は右側(茶)が中塗りで、ローラーで塗っている(少し紫っぽい)左が上塗りです。
塗っている色は中塗り上塗りともに同じ色となります。
いかがでしょうか。同じ色を塗っても乾いている状態と塗っている状態ではここまで色の違いが出ます。
(参考)明るい色の写真も載せますので参考にしてください。
続いて、屋根の場合
※中塗りと上塗りの塗料、色は同じもの使用しております。
では、色を変えるメリットとデメリットを簡単にお紹介します。
・メリット
中塗りと上塗りの色が違う為お施主様の安心につながる
・デメリット
中塗りと上塗りの色を変えるために使用関数が増える(費用が通常よりも増える)
例)通常4缶→(色変え)中塗り3缶、上塗り3缶 計6缶 ※2缶分の金額が増える
中塗りと上塗りの色を変えるために業者によっては施工費が増額になる。
※メリット、デメリットがもっとありましたら申し訳ありません。
いかがでしたでしょうか。
賛否両論な意見はありますが、私個人では3回塗りをちゃんとしていただけたらそこまで気にすることではないかなと思われます。
それよりも大切なことがあります。
しっかりした施工を望まれるのでしたら、中塗りと上塗りの色を変えるという事よりも、屋根・外壁に使う使用塗料に対して塗料メーカーが出ししている仕様書
①「塗布量(使用料)」と②「塗り重ね乾燥時間(インターバル)」を
守って施工をすることが施工不良を防ぐ為にはとても大事になります。
塗布量と塗り重ね乾燥時間をしっかり守れる業者を見つける、もしくは守らせることが出来れば8割は不良施工を防げます。
次回は、①「塗布量(使用料)」と②「塗り重ね乾燥時間(インターバル)」についてお話しいたします。
お楽しみに(^^♪
①「塗布量(使用料)」と②「塗り重ね乾燥時間(インターバル)」のページはこちらをクリック↓↓↓